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「動線(どうせん)」とは、室内の人が通るルートのこと。
動線は間取りと家具配置によって決まります。快適に生活するには、目的の場所までスムーズに移動できる事が望ましいです。目的の場所へ向かう時、途中に家具などがあるとストレスになります。
今回は家具配置についてのお話。
動線を妨げないような家具配置にして、暮らしやすい部屋づくりを目指しましょう。
動線計画(家具配置)のポイントは、
1、通り道に家具を配置しない
動線計画の基本は、人の移動が簡単にできるように家具を配置すること。目的の場所まで最短距離で効率よく行けるように、ルートを妨げないように家具を配置します。
たとえば、リビングを通って掃き出し窓まで行きたいとき、通路の途中にテーブルやソファがあったら、それを避けるように通らなくてはなりません(上図)。些細なことかもしれませんが、毎日、遠回りするのはストレスですよね。
2、動線には十分な通路幅を確保する
動線は、ただ確保すれば良いものではありません。ルートがあっても、その通路幅が狭ければ無駄な動きが多くなり快適ではなくなります。
60cm程度の幅があれば人は通れますが、動線が重なる場所などは十分な通路幅を確保しましょう。
※一般的な木造住宅の場合、廊下などの通路幅は柱の間隔により75cm程度になります。
3、行き止まりをつくらないよう家具を配置する
動線計画では、行き止まりをつくらず、通り抜けられるように家具を配置することも重要です。
たとえば、大きめのダイニングセットを壁やキッチンカウンターに寄せると、スペースは広がりますが、動線がふさがれてしまいます。動線がふさがってしまうと、遠回りをしなければならないためストレスに。
動線が袋小路にならないように家具を配置しましょう。
暮らしやすさは、間取りはもちろん大切ですが家具配置で大きく決まります。
上記三点を全て満たす事は、難しいかもしれませんが、間取りの計画時点から家具の計画も是非しましょう♪
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