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木造建築における「丁張(ちょうはり)掛け」は、建物を建てる際の重要な作業のひとつです。基礎工事の前に、建物の正確な位置や高さを決めるために行う作業であり、工事全体の精度を左右します。本記事では、丁張掛けの基本的な手順や重要なポイントについて詳しく解説します。
丁張掛けは、以下の目的で行われます。
建物の正確な位置を決める - 設計図通りに建物を配置するため。
基礎の高さを調整する基準を作る - 基礎の高さを正確に設定するため。
作業の基準線を示す - 施工時の目印となるため。
この作業を正しく行うことで、建物の歪みや傾きを防ぎ、耐久性や安全性の向上につながります。
水盛りと遣り方(やりかた)とは、建物の位置や高さを決めるための基準作業です。
水盛り: 水平を正確に出すために、水準器やレベル測定器を使用します。
遣り方: 木杭や水糸を使って建物の基準線を設けます。
基礎の四隅に杭を打ち、横木(貫板)を固定して、基準となる高さを示します。ポイントは以下の通りです。
杭の位置を正確に決める - 設計図と照らし合わせ、誤差がないように。
水平と高さを統一する - 水糸やレベルを活用し、基準面をそろえる。
しっかり固定する - 施工中にズレないように杭や貫板を頑丈に設置。
すべての丁張を設置したら、測定機器を用いて誤差がないか確認します。特に、高さや直角を正確に出すことが重要です。
設計図をよく確認する
丁張の設置位置が間違っていないか、図面と照合。
測定機器を活用する
レーザーレベルやトランシットを使用すると、精度が向上。
施工中のズレを防ぐ
風や施工時の振動でズレないように、しっかり固定。
チームでダブルチェック
一人の作業ではなく、複数人で確認するとミスを防げる。
木造建築の丁張掛けは、基礎工事の精度を決定づける非常に重要な工程です。正確な位置出しと高さ設定を行うことで、施工後のトラブルを防ぎ、耐久性のある建物を建てることができます。
丁張掛けを行う際は、設計図の確認、測定機器の活用、固定の強化、ダブルチェックを意識して進めることがポイントです。
以上工務の楓真でした。
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