お知らせ・スタッフブログ
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弊社では基本的に収納内部の仕上材に桐板をご提案させていただいております。
『桐の特性』をいくつか挙げてみます。
■調質性
桐は、置かれた場所の温度と湿度に応じて、自らの含水量をある一定のところで
安定させ増減をしなくなります。
この時の含水率を平衡含水率といい、場所に応じて異なります。
屋外15%ほど屋内8~12%ほど、エアコンがついていれば4%のことも。
天井より床のほうが高く、置かれた場所の温度や湿度に変化があった場合、
桐はどうするのでしょうか。
桐は、変化のあった温度や湿度に応じた平衡含水率になろうと、
大気中の水分を取り込んだり放出したりするのです。
大気中の水分が増えた場合には、桐は水分を取り込みます。
大気中の水分が減った場合には、桐は水分を放出します。
この状況について、反対の立場から見てみると・・・
桐の調湿作用は長けています。
空間の中の人数、外の天気、食事中か睡眠中か・・・
絶え間なく湿度が変化し続けている住空間に、
桐は常に心地よい環境を整えてくれることでしょう。
■防虫性
桐の抽出成分の中には昆虫を寄せつけない成分(パウロニン、セサミン等)が多量に含まれています。
そのため、乾燥した桐材には虫がつきにくいといわれています。
普通の樹木だと8月から9月に伐採しないと枯れてしまいますが、桐の場合はいかなる季節に伐採しても木食い虫がつかないので枯れません
■耐朽性
軽くてやわらかい桐材は腐りやすいと考えられがちですが、実は極めて腐りにくい木材なのです。
それは桐材に防腐成分のタンニンが多く含まれているためで、このタンニンによって
桐タンスは腐ることなく長く使うことができます。
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とはいえ・・・
桐の特性にも限界があります。
建材で使用するにあたり、直面する可能性のある状況。
知っておきたいこともあります。
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桐自体の温度が上がるような状況においては
例)直射日光が当たる外壁
木製の暖房器具
床暖房をしている部屋の床板(フローリング)で日光が当たっている時、
または暖房を使用している時
などは、乾操が著しく、短時間に含水率が10%以上も下がることもあります。
このような時、板の幅方向の収縮は非常に大きくなり、割れを生じることも。
防虫効果のある成分を含んでいます。
が・・・当然あとからあとからやって来られては。
タンニンががんばってくれていますので、カビは生えにくくなっています。
が・・・飽和度を超えると、結露となりカビは生えます。
あなたの住まいの一部になった桐は生活のパートナー。
過大評価せず、無理をさせないでくださいね。
そうすれば、快適な生活を提供してくれることでしょう。
アイギハウジングは、岐阜県中津川市・恵那市を中心に
五感で感じる木の家づくりを行っている工務店です。
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